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指輪原作の訳では「魔法使」

なんだかんだで、IotRの続きは6月まで無理そうです。ごめんなさい。毎日LotRO三時間ぐらいやってる気もします。さらにごめんなさい。6月頭の院適正試験終わったら本腰入れます。

まったく関係ないんですが、指輪物語映画にしばしば見られる"ツッコミ"、「ガンダルフは魔法使わない魔法使い」。ガンダルフを示すWizardは、現代英語ではwiseにあたる単語から派生した言葉で、賢者としての意味合いが強いです。指輪物語の"魔法"は昨今のゲームのそれとちがって目に見えにくいもの、というのもありそうですが。

もっとも、原作ではティンダーやファイアボールっぽいのも使ってたりもします、とソードワールドネタ。TRPGやりてー。
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comment

No title

mageもdruidも、本来は「賢者」の意ですしね。


しかし、私はむしろ映画の方が原作より派手な印象が。>魔法
#サルーマンとのESP合戦とかwww


原作でもモリアでは杖に明りをつけたり扉をロックしたり橋を落としたりと結構活用していますが、他に印象的なイベントが多いせいか目立たないのかも。

よみがえってからは力を振るうのはナズグルを相手にする時ぐらいで、あえて自重しているようですし。


実は最も大規模でかつ最も目に見えにくい魔法は、いくつもの偶然やちょっとしたきっかけを絶妙なバランスで紡ぎ上げることで、中つ国の住人に介入を気付かせずにサウロンの滅亡を導いた、イルーヴァタアルの御手だったのではないかとも思っていたり。



話はさらにそれ。
昔は”counter-spell”というのはゲーム用語だとばかり思っていたのが、初めて原作を読んだときにガンダルフの台詞で普通に使われていてちょっと驚いた記憶が。
「呪詛返し」みたいな概念として昔から存在していた単語なのかしら。

No title

おお、mageやdruidの語源は知りませんでした。賢者が魔法使いへどう意味が移っていったのかも、調べてみると面白そうです。

>ESP合戦
おお、そういえばそうでした。カラズラス超えの時もサルマンが魔法で嵐を起こしていましたし、たしかに映画の方がビジュアル的には派手かもです。あれですか、「ガンダルフ魔法使え」というのは"魔法を使わない"からではなく、"剣でどつく"からですかw

>イルーヴァタアルの御手
これについては私ははっきり分からないのですが、サウロンの滅亡がエル様の介入という描写はありましたっけ。アイヌリンダレの、メルコールの勝手な歌すらエルが調和に取り込んでしまったというくだりでしょうか。個人的に、エル様はアフターサービスほとんどなしという印象が強くてw

>counter-spell
あるいはもっと単純に、counter-attackみたいに「魔法で反撃する」程度の意味合いなのかも知れません。もっとも、原作のどこで使われていたのか思い出せないのでなんとも言えないのですが。原作のどの辺りで出てきたか分かりますでしょうか。

お久しぶりです

>魔法を使わない
白ガンダルフになってアラゴルンとレゴラスとギムリと再会した時レゴラスの放った矢をいきなり魔法で燃やしましたねw
案外簡単に使っちゃってて笑ったw

>counter-spell
第一部後篇第5章でガンダルフの施錠魔法を何者か(バルログ)が撃ち破った話をしてる所ですな、文庫版だと下2巻の22ページ。
> こちらの呪文を破ろうとする力はすさまじかった。
英語版では(HarperCollinsのPB版では第一部の429ページ)
> The counter-spell was terrible.

英語のcounter-はノルマン時代にフランス語からcountre-の形で「反対の~」とか「仕返しの~」を表す接頭辞として入ってきてます。さらに遡れば語源はもちろんラテン語のcontraです。
counter-spellは或いは接頭辞counter-によらず形容詞counterか名詞counterからの造語かも知れません。共に接頭辞からの派生のようでして、形容詞としては16世紀末から、この意味の名詞としては19世紀後半からあるそうですので、どちらでも指輪の執筆には間に合います。
いずれにせよ、counter-spellもcounterspellも見渡す限りどの辞書にも収載されてませんね(肝心のOEDはまだ見てないですごめんなさい)。
しかし簡単な造語で意味は一見して「対抗呪文」だと解る上にファンタジー作品中くらいでしか使われないレアポケmじゃなくてレア語なので言語的に継続性のない単発の存在であり辞書に載るほどにはならないのかも知れません。
束先生も「counter-spell」とハイフンで繋いでいるのでまだ完全な「単語」とは見なしていなかったことが判ります。
もっとも束先生が指輪を書いた当時と違ってそして束先生のお陰でこの数十年の間に書籍やゲームにファンタジー作品が大増殖し現在ではそこかしこで使われていれば単語として定着してると言ってよいので近頃出た辞書には収載されているかもしれませんの。

>mage
英語に入る前、ラテン語magusの時点で既に「魔法使い」の意味になってます。ラテン語の前はギリシャ語magos、その前は古ペルシャ語magu-でマギ教の僧を指し、このmagu-自体が印欧語源的に「能力者」を意味する言葉らしいです。
能力者→坊さん→異教の坊さん→妖術師=魔法使い こんな感じですか。

>druid
大ブリテン島ではアングロサクソンとケルトが隣接してるので彼らから直接英語に入ったのかと思いきや、英語にはガリア人からラテン語に入ってやっと中世末になってラテン語Druidaeまたはフランス語druide経由で入ったそうです。
それほど古い語なのでこんな重要な語なのに語源説が二つあるようで、一つは「予言者」を意味するderwjdes、もう一つは「樫(儀式に使うの)を知る者」を意味するdru-wid、だそうで、後者のwidの部分が印欧基語まで遡って英語のwiseとかと同源だそうな。

ふぅ、研究社英語語源辞典様々ですw

あと、中つ国の旅m@s、見たいですw

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No title

おお、賢者てんやく様だ。
詳細な解説をありがとうございます。勉強になります。

そういや燃やしてました>レゴラスの矢

束教授の造語だった可能性もあるわけですか。
>counter-spell
それはそれで納得かも

>エル様介入?
言葉足らずですいません、単に私の空想というか妄想です。

指輪本編を読み返すと、旅の仲間のかかわる一つ一つのイベントが一見さりげなく、しかし巧妙に配置されていて、そのどれが欠けても「ナイフのふち」から滑り落ちてしまったのではないかと思えてきます。

予言の夢を送ったり、ガンダルフを送り返したりとヴァラ達も間接的に干渉しているようですが、彼らの思惑さえも超えた何かが働いているような漠然とした印象を受けました。

もしかしたらそれが、アイヌリンダレでイルーヴァタアルがメルコールを負かせたあの歌の効果だったのかもしれないな、と。


>旅m@s
第一回はファンゴルンの森とアグラロンドの燦光洞をお願いします。<無理

No title

>てんやく殿
>counter-spell
おお、詳しい解説ありがとうございます。あくまで指輪物語の時点では、束教授が既存の言葉を組み合わせて使った、という感じなのですね。そして、当時の読者にも普通に意味は通じただろうと。ちょっとした単語の語源にも気を使っていた束教授の方針を考えると、この手の使い方はちょっと珍しい気もします。

ちなみにcontraからcounterはさっぱり気づきませんでしたorz。contraのついた単語(contradictとか)の意味を考えたら、たしかに納得なのにー。

>mageとdruid
こちらも解説感謝です。なるほど、マギ教というものがあって、その僧がいわゆる能力者だったと。druidも、前者の説を取るならこのころから魔法使いのニュアンスはあった感じでしょうか。

それにしても、言葉の変遷をこれだけさかのぼって辿れるのはすごいなあ、とつくづく思います。私も語源辞典買おうかしらん。

>中つ国の旅m@s
今のマシンだと、普通にプレイするだけでも画質けっこう落さないといけないので、買い換えるまでは無理ですだw。まあそれ以前に、LotROは九月でサービス終了という話もありまして……。


>naono殿
>エル様
あまりにも幸運な偶然、といった出来事が重なっているというのは私も感じました。起きた段階では不幸としか思えなかった、しかし後々思えばそれが幸いしたイベントも多いんですよね。旅の仲間の離散とか。ガンダルフの言葉を借りるなら、めぐり合わせということになるのでしょうか。アイヌリンダレでのイルーヴァタルの歌がそれを表している、あの歌の結果だ、というのはたしかに納得のいく説だと思います。

>旅m@s
残念ながら、現状では裂け谷までしか行けねえですだよw。でもファンゴルンと、特に燦光洞は見てみたいですねえ。映画ではろくに再現されてなかったのが残念でなりません。

No title

>管理人のみ閲覧
っと、こちらの返信貼り付けるの忘れてましたごめんなさいorz

たしかにいただきました。テングワールのドット絵、これはすごい! や、さっぱり読めないですがw せっかくなのでブログで紹介したいのですが、かまわないでしょうか。私だけ眺めて2828してるのももったいないです。

No title

お返事遅れて申し訳ないです。
そういうことならぜひ。とても誉れですー。

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